『言葉ははかない』がうまれるまで 18

☆20年という長い歳月、スピッツを撮り続けてきた理由というのはありますか?

スピッツは、進化しつづけているんだ。アルバムを聴いて、ツアーに同行して、新しい歌が魂の中に入ってくるでしょ。その度に、やっぱり天才って思う。彼らは音楽を通じて、本当にいろんなことを教えてくれた。1つの音楽を聴いているという領域を超えているんだよね。

マサムネくんの詩や声の世界だけじゃなくて、﨑ちゃんのシンバルの音、スネアの音、田村君のベースライン、テッちゃんのギターのリフやタッチだったり。全部が相まってなんだよね。数え切れないほどのライヴを見てきたけどね、それでも“きゅんきゅん”くる。

スピッツの音の世界に包まれていると、細胞が活性化されるんだ。全身が喜んでる感じでさ。ギターとベースとドラムと声とキーボードだけで、こんな世界が描けるんだなと思うと、音楽って本当に素晴らしいと感じるし魔法だなと思う。

俺は、彼らの音楽があったからフォトグラファーを続けてこられたと思ってる。1つの時代が終わるとき、その時代の音楽は終焉を迎える。それが音楽の宿命 だと思ってた。でもさ、彼らは違ったんだ。それこそが、彼らが提示し続けている“進化”そのものなんだよね。俺にとってスピッツは、時代や時間という概念 を超える音楽なんだ。

そんな音楽に出会えたことに誇りを持っているし、感謝もしているし、まだまだ旅を続けていきたいと思ってる。そこまで惚れられる音楽に出会えた俺は本当に幸せなんだよな。

褒めすぎた?

 

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